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作者のことば(さとうふみや)

 「金田一」を描く時に、いつも気をつかっているのは、犯人の心
理です。今までも、けっこうムチャな犯人像に頭を痛めましたが、
この事件の紫乃ほど私を頭痛と吐き気で死にそーにしてくれたキャ
ラはいません。                      

 原案では見も知らぬ金持ちの子供だった征丸を、紫乃をいじめ抜
いて不幸のどん底に突き落とした女の子供へと変更したのも、苦肉
の策でした。自分勝手な思い込みから二人の子供を犠牲にし、それ
を「母の愛」にすり替えるあたり、私は今でもあまり納得していま
せん(笑)                        

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