ホーム創作日記

採点基準

 ここでの採点基準は、SRの会の年間ベスト投票の採点基準に従
っている。(単に投票の際に、この読書録の点数を転載すればいい
ので、楽だというのがその主な理由である)         
  
では、ここに、SRの会の年間ベスト投票採点基準を転載しよう。

10点 … 歴史に残るべき名作              

    ※ミステリ・ファンが集まってオール・タイムのベストテ
    ンを選ぶ際、考慮してもおかしくない作品。ジャンルを越
    えて、誰もが評価できるだろう名作。        

 9点 … 各人のベストテンに入る優秀作。        

    ※マイ・ベストテンを作るなら、ぜひ考えに入れたい作
    品。各自の好みも踏まえて、特に優秀な出来だと思える傑
    作。                       

 8点 … ああ、面白かった。秀作。           

 7点 … まあ、面白かった。佳作。           

      ※一応の満足を与えてくれた作品。       

 6点 … 腹が立たない。水準作。            

    ※しばしば、作品の内容をよく思い出せないときに入れて
    しまう点数。                   

 5点 … パンチが足りない。平凡作。          

    ※これよりさき怒りの領域。            

 4点 … 取柄がない。凡作。              

 3点 … 銭泥棒。時間泥棒。駄作。           

 2点 … 作者に殺意の湧く。愚作。           

    ※9点の反対。                  

 1点 … 歴史に残るべき大愚作。            

    ※10点の反対。                 

 (注)7.5点など小数点による採点は不可。       

 以上が採点基準である。私個人の頻度としては、新作に対して、
10点、9点が1作でも出れば、その年はラッキー。     
(ここ数年では、「翼ある闇」が10点、「姑獲鳥の夏」「魍魎の
匣」が9点といったところだろうか。)           

 8点が毎年3〜5作程度。つまり8点が付いたら、それは私個人
の採点では、間違いなくその年のベスト5候補ということになる。

 7点が毎年5作強。この点が付いたら、私個人の採点では、その
年のベスト10級の作品なので、お薦め作品ということになるだろ
う。                           

 6点は特に良くも悪くもない、印象に残りにくい作品に与える点
なので、頻度としてはここが最も多くなる。最近は読書量が以前に
比べてかなり減ってしまったため、購入に及ぶための閾値がかなり
高くなり、そのせいでこの割合は毎年減っている。この現象が幸な
のか不幸なのかは、判断が難しいところだが。        

 私は人柄が丸いつもりなので、5点以下を付ける作品は少ない。
それでも付いてしまう作品は、期待とのギャップの大きさによるも
のが、ほとんどかもしれない。特に作品外での作者自身の大ボラ
や、出版社の嘘(帯の文句が〜〜!!)の大きさに反比例すると言
ってもいいだろう。その意味でもここ数年で1点を獲得した作品は
たった1作だけである。                  

 10年に一度の大愚作という立派なものなので、敬意を表して、
ページを変えて発表してあげよう(^^;;;           

10年に一度の大愚作はこちら

 

幻影の書庫へ戻る... 

 

 

inserted by FC2 system