ホーム/創作/日記
『エロチカ』発売記念懇親会レポート(二次会篇)
さてわずかばかりの脱落者以外は、ぞろぞろと二次会会場であるカラオケ
・ボックスへと移動。ここで二部屋に分かれることに。話し部屋と歌い部屋
で、話し部屋の方が大きめ。当然、自分は話し部屋の方に陣取る。 .
若干うろ覚えで間違いはあるかもしれませんが(以下敬称略)、浅暮三文
久美沙織、黒田研二、乾くるみ、我孫子武丸が歌い部屋。山田正紀、竹本健
治、笠井潔、北野勇作、飯野文彦、貫井徳郎が話し部屋でした。 .
ふと気付くと、テーブルの向かい側で竹本健治氏と親しく話しているのは
おお、昨年度の最大の話題作「葉桜の季節に君を想うということ」の作者、
歌野晶午氏ではないか。事前の出席者名簿にはなかったので、全然気付いて
いなかった。広めのテーブルなので向かいの方と話したり、話していること
が聞こえたりする距離ではなかったのが残念。 .
会場がそういう状況だったので、全員で話をするという雰囲気には最後ま
で突入せず、三々五々自分の周りの人達と話すという状態でした。 .
自分の斜め前の、入り口直前のお誕生日席に、貫井徳郎氏が着席。その周
りに編集の方が数名と、ネット書評家の方々。自然に貫井氏中心の話の輪が
出来て、主にその集団での話に参加していました。 .
私の隣に座っていた細身眼鏡の男性に貫井氏が話しかける。ぬぬ、話の内
容から推測すると、あれれ、ひょっとしてこの人は大倉崇裕氏?! 著者近
影も見たことなく、事前の出席者名簿にもなかったので、全然知りませんで
した。隣には大倉氏、向かい側には歌野氏、なんと本年度の本格ミステリ大
賞候補者の二人が至近距離に。ちょっとおしっこちびりそう(嘘) .
当然本を用意出来ているわけがないので、名刺交換。その名刺にサインを
頂きました。ちなみにこの集まりの為にと私は生まれて初めてプライベート
で名刺を作っておいたのでした。ネットで注文出来て制作費無料のカラー名
刺。100枚で1450円ぽっきり。これが結構好評で話の種にもなったの
でした。くろけんさんや政宗九さんのサイトなどでも触れられていたし。.
それから二次会の間中、大倉氏と話していました。過去の経歴やら、落語
の話やらから、オタク話へと。いやあ、ほとんどオタク話で終始したような
気も。とにかくあらゆる面でと思えるくらいオタクな方でした(なんて言い
切っていいのか?) 中でも怪獣オタクっぷりは突き抜けていましたね。.
主に映像系で、セルのDVDも当然の如く大量所有で、毎日DVDレコー
ダもフル回転。DVD‐Rは年間500枚以上は軽く消費しているらしい。
特撮つながりから必殺シリーズの話も。貫井氏も極端な必殺マニアらしくて
大倉氏と盛り上がってました。貫井氏はどこぞのミステリの集まりで必殺部
屋を作って話し込んだことがあるらしく、その部屋に顔出しした宮部みゆき
氏が必殺ソングを歌ってくれたエピソードなども聞きました。 .
いやあマニアでオタクなのに好青年。ミステリの某祭典に秘密潜入した際
には霧舎巧氏に惚れ込んでしまった私ですが(甘いマスクのいい男なんです
よ、ほんと。ノベルスの著者近影に騙されないように)、今回は大倉氏に惚
れてしまいました。実は短編数編と「七度狐」しか読んでいなかったという
点は内緒にしてと、これから旧作も読ませて頂きます。 .
今後の次作、次々作の構想の話も聞いちゃった(ハート) ほほぉ〜、そ
ういう舞台ですかぁ。ええ〜っ!、それでやっぱりクローズ、、、、おっと
っと、、、う〜ん、さすがにこれ以上は語れませんね。ご勘弁を。 .
途中で浅暮氏がやってきて、「リクエストが入れられちゃってるから」と
山田正紀氏を歌い部屋に強制連行していく。『アカシアの雨がやむとき』を
歌わせられた模様です。私もちょっと聞いてみたかったな。なんのことはな
い、リクエストしたのはグレさん自身だったと後で聞きましたが。 .
といったところで、二次会も無事に終了。帰り道、なんと貫井氏の自宅は
私の自宅と二駅しか離れていないことが判明。ちょくちょく行っているとこ
ろだったとは。ひょっとしたら憧れの加納様と街ですれ違っていたりもして
いたのかも、と思うとちょっとおしっこちびりそう(何故) .
貫井氏の家にお泊まりするというくろけんさん、市川尚吾さん、政宗九さ
ん、フクさん、嵐山薫さんと一緒に電車で帰宅しました。「えーん、うらや
ましいよぉ〜〜」と内心思っていたのですが、さすがに加納様は避難されて
(かどうかは不明ですが)いらっしゃらなかったそうで。ふふふ。 .
てなところで、『エロチカ』発売記念懇親会レポート、これにて一巻の終
わりとさせて頂きます。ご精読ありがとうございました。 .